Proof of Concept のお手伝い

    ハードウェアや通信インフラ、さらにAIをはじめとするソフトウェアの進化により、以前は不可能だと思われたことが実現できる時代になってきました。「今の技術なら『このようなことができるのではないか?』と思うが、どのようなアプローチをとればよいのかわからない」、「新しい技術のアイデアはあるが、それをどのように形にできるかわからない」、「今、ある新技術の開発に力を入れているが、既存技術に対する優位性を実証したい」、このようなとき、幅広い技術知識と多方面にわたる技術開発の長い経験をもとに、その実現のお手伝いをいたします。

AI・科学技術計算・ロボットなどの研究・技術開発のアシスト

    研究・技術開発の推進には、本流となる開発・検討以外にも人的リソースを必要とするタスクがあります。たとえば「論文にあるこの手法を実装して自分の技術と比較検討したい」、「自分の開発したシステムの有効性をいろいろな状況で検証したい」、あるいは「システムで利用するデータを収集するためのIoTシステムを組みたい」 など。しかし、それを実現するには深い専門知識が必要であったり、複数の技術領域にわたる知識が必要であったりして、アウトソーシングが難しい場合があります。このようなとき、ご相談ください。幅広い技術知識と経験に加え、工学・理学の基本的な知識を十分に備えていますので、特殊な専門分野であっても必要な知識を迅速に吸収して、お客様のニーズにお答えいたします。

安全・安心なソフトウェアを保証する技術の提供・調査

    ソフトウェアの安全・安心を脅かす要因は、次の3つに分類されます。
     (1) ソフトウェアの不具合
     (2) システム障害
     (3) 悪意のある攻撃

    (1) ソフトウェアの不具合に対して、弊社では「形式手法」というアプローチを提案しております。これは、ソフトウェアの設計の段階で、ソフトウェアに不具合がないかを論理演算によって検証できるツールを利用するものです。欧米では、鉄道、航空、医療の組み込みシステムなど、誤動作の許されないクリティカルシステムに広く利用されています。弊社では形式手法について、理論、実用両面で多くのノウハウを有し、その導入をサポートさせていただきます。
    (2) システム障害の対処としては、未然にシステムの状態を記録したり、複数のバックアップシステム(レプリケーションと呼ばれる)を稼働させる フェールセーフ技術が基本となります。ただし、複数のサーバが連携して動作する現代のネットワークシステムでは、矛盾のない状態記録やレプリケーションを行うには、 複雑な分散アルゴリズムの援用が必要になります。弊社ではこのようなアルゴリズムに関して深い知識と多くの実装経験を有しており、お客様のシステムに応じた技術提供が可能です。
    (3) 悪意のある攻撃に対抗するため、高度に発展したセキュリティ技術が日々提案されています。弊社では、セキュリティ技術の理論面において十分な知識を備えており、最新技術の動向調査や実装評価などをお引き受けいたします。